監督・脚本:ダン・ギルロイ
主演:ジェイク・ギンレイホール『ミッション:8ミニッツ』、レネ・ルッソ『マイティ・ソー』シリーズ,ビル・パクストン『タイタニック』
提供:カルチュア・パブリッシャーズ、ギャガ 配給:ギャガ



ある夜、住宅街の発砲事件に駆けつけるが、負傷者もなくハデな映像は撮れそうになかった。ルイスは被害宅の裏に周りこみ、関係者たちの隙をついてコッソリ中に忍び込み、冷蔵庫の生々しい銃弾跡の横に家族の写真を置いて撮影する。映像を持ち込まれたニーナは「最高の素材よ!」と絶賛、編集担当の「不法侵入だ」という制止を振り切って放映する。


ギルロイの脚本を読み、そのパワーに感銘を受けたジェイク・ギレンホールが、主役兼プロデューサーとして参加することになる。「これまで演じてきたどの人物とも全く違った」と、ギレンホールはルイスというキャラクターと出会った時の驚きを語る。「実に奇妙な男だ。ルーは何時間もかけてネットで情報を漁り、世の中についての知識をそこから得ようとする。彼は情報を絶対的なものだと捉えて、そのまま吸収し、いつも驚くほど要領を得た喋り方をする。言葉使いやしぐさまで、他人のものをコピーするんだ。そしてその言葉の中に、常に真実があるのも事実なんだ。」
一方、ギルロイはルイスについて、絶望して孤独で、唯一慰めと方針を与えてくれる資本主義を宗教にしていると分析する。「ルーのバイブルは、インターネットで見つけた多国籍企業の社訓だ。彼はその内容を真剣に信じている。そうした自己啓発やビジネスアドバイスなどをネットで見つけ出しては、生き延びるための武器として磨き上げているんだ。」




